仮面ライダー電王 28話

毎日の楽しいことを残しておいた方がいいなと思った。そもそも人と喋ることが少なくなってきて、1日のうち片手ほどしか言葉を発しないことすらある。まずい。いや、まずくない場合もあるのだろうが、わたしは案外喋ることが嫌いじゃないので、この場合は反動が出るのがまずい。休日に出会った友人に対して一方的に喋り続けるという感じになるのは不健全な感じがする。毎日気づけばまどろみかける程時間があって、自然心も穏やかになる。悠久の時を揺蕩うような感情で悟りでも開くのか?開けません。怒りは捨てたい。でも感情は適度に持っていたい。
すきだったこと、思い出そう。何もしなくても時間は過ぎる。

10/3(木)
仮面ライダー電王』28話 「ツキすぎ、ノリすぎ、変わりすぎ」
にやけながらジムでランニングマシンをこなしている。電王を見ながら6km/hのスピードで歩く30分。
もうモモタロスが出てくるだけで顔の筋肉が緩むのが分かる。良太郎が4体のイマジンのうち一番にモモタロスを選んで「行くよ、モモタロス」と呼び声をかけることに特別な意味がないような、無意識の信頼のみてとれる関係にメロメロ。えっめっちゃかわいい‥
28話はクライマックスフォーム(イマジン4人が合体したすごつよライダー)が登場。モモタロス以外の3体が映画でパラレル良太郎に憑いたせいで、現在の時間軸にある良太郎の記憶には繋がらない、ということで消えそうになってしまう。そんな〜(棒)。折り返しで消えるわけもないと知っているので冷静に鑑賞。つまらない大人になってしまいましたね。残されたイマジンの砂のかけらに良太郎の綺麗な願いを込めるとケータイ電話が出現!なんと良太郎の愛の力1で3人のイマジンを呼び戻すことに成功したのであった。よかったね。
クライマックスフォーム、頭にモモタロス、右肩にウラタロス・左肩にキンタロス・胸にリュウタロスを乗せてそれぞれがカエルのピョン吉方式で意思を持って動くし、変身中「肌が剥ける」というような表現をしており、割とグロ寄りの姿というか言ってしまえば合成獣(キメラ)だと思うのですが、野上くんは「みんなを平等に愛せてサイコーじゃん」みたいな雰囲気だったのに思わずにやけが深まる。ランニングマシンのスピードを上げる。
未決定な合理主義を通した結果、はたから見たら歪になってしまった愛を無邪気に愛でる姿への違和感。合成獣を前にしても魂を見て愛せるものに向かって狂っていると言うことができるか?むしろ形に囚われた視点で物事を見る、こちらが間違っているのではないか?
良太郎視点で物語が進むので見落としがちになるけど、そもそも野上良太郎は体内に4体の怪物を囲っている。不穏な怪物を持って、同族の怪物を退治して回っている。心優しく不運な以外は平凡な青年、という語り手の嘘が敷かれているのでは、と疑問の一端を匂わせもする28話クライマックスフォーム。わたしはロマンを持って狂っているキャラクターが大好きなので、このシーンでこれまでの話数の中で一番野上良太郎に対する好感度が上がりました。