11月に見たものメモ

ほ〜らね日記がすぐ続かなくなって・秋。いや私は一体…何をしていたんでしょうね…何もしていなかった。そうです。 読んだ本・見たものメモです。電王は終わっていません。

【映画】
・「巴里のアメリカ人」1952/米/ ヴィンセント・ミネリ http://cinepara.iinaa.net/Image30/An_American_in_Paris/An_American_in_Paris-6.jpg

・「私を野球に連れてって 1949/米/バスビー・バークレー http://blog-imgs-18.fc2.com/m/o/z/mozartant/20050220113924.jpg
プライムでなんとなく軽くて御飯時に見れるような明るいものをと選んで、図らずもジーン・ケリー二本立てになった時のもの。どちらも好き。タップダンスを習ってみたい気持ちになった。 大筋であるラブロマンよりも、往年のアメリカ〜ンといった明るく人好きのする主人公と友人のフランクな気のおけなさが心地よかった。「私を野球に〜」が1949年で社会的地位を持った強気な女性を描いていた作品であったことに驚き。

・「リメンバー・ミー 2017/米/リー・アンクリッチ https://contents.oricon.co.jp/photo/img/4000/4049/detail/img660/1523588185323.jpg
大阪旅行の企画展「アルテ・ポプラル――メキシコの造形表現のいま」 | 国立民族学博物館、メキシコへの気持ちを盛り上げる為に鑑賞。 鮮やかな色彩に溢れた画面も、死後の世界をテーマにした話もめちゃくちゃ好みですごく良かった。良かった〜と感慨に浸りながらエンドロールを眺めていたら<ヘクター:ガエル・ガルシア・ベルナルの字が流れてきて「待っっっっっって」となった。マジかよ・・・待って・・・ 映画館に行っていてくれよ一昨年の私よ。情報に対してアンテナを貼ることを怠らずに生きましょうね。

・「アナスタシア」 1997/米/ドン・ブルース、ゲイリー・ゴールドマン https://img.happyon.jp/d3urerHm/uploads/2a0cbe3c-eb90-497a-bfa0-b66c5b7a04f4.png?size=600x338
来年公演の決定した宙組公演 『アナスタシア』 | 宝塚歌劇公式ホームページ、予習の為に鑑賞。我ながらエンタメを楽しむことに対しては熱心なオタクである。見るまでディズニー作だと思い込んでいたらFOX!どうりでTSUTAYAの棚にないわけだよ。実はあなたは…死んだ筈のお姫様だったのです!という憧れって万国共通であるのだな〜と改めて思った。

・「HiGH&LOW THE WORST」 2019/日/久保茂昭
https://high-low.jp/movies/theworst/assets/img/190806/photo/ymht3hnk.jpg
最 高
エピソードゼロを見そびれてなんとなくタイミングのないままになってしまっていたのを、上映最終日のレイトショーに駆け込んで鑑賞。さすがに小さなスクリーンでしたが、平日20:30の回には「「猛者」」のオーラをまっとた一人鑑賞オタク女が集っており劇場の空気が非常に濃いように感じました。本編上映前に目の前に座ったロリータ風のお姉さんがスッと取り出したスマートフォンを弄りだして、すわ流行りの劇場スマホいじりマンか!?と眉をひそめたのも束の間、開いたアプリが「HiGH&LOW THE GAME」、ホーム画面が轟&小田島のオフショットだった時の絶対的信頼感が忘れられません。

【本】
・「伊藤くんA to E」柚木麻子
仕事を辞めて習い事やスクールに通いたがる伊藤くんに向けられた「どこにも行き着かないエスカレーターでも、乗り続ける間はどこかに向かっているような気がするから安心するのだ」という言葉から逃げられず、つらい。何も選ばず何も成さず、故に失敗しない伊藤くんにシンパシーを感じてしまう己に絶望が大きい。
・「ウォーク・イン・クローゼット」綿矢りさ
綿矢りさらしからぬ前向きな読後感。すこし拍子抜け
・「少女地獄」夢野久作
地獄から復讐する少女たち3篇。好青年バス運転手の皮をかぶった男の正体に気付いてしまった女の話が好き。
・「まほろ駅前狂騒曲」三浦しをん
ザワを見に行った時同時進行でにまほろを読んでいたので、映画を見ながら「三浦しをんだな・・・」本を読みながら「ハイローだな・・・」と互いに感じるところがあり楽しかった。小田島有剣実写化したら行天だなみたいなとこありません?何を言っている?

バッド・ジーニアス

・「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」2017/タイ/ ナタウット・プーンピリヤ

晩ご飯前にちょっとだけ、と思って見はじめたら止められずにそのまま見切ってしまった。タイの映画って初めて見た。おもしろい!

リン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)とバンク(チャーノン・サンティナトーンクン)の関係の変化が見事。
不正賄賂の横行するエリート私立(だよね?)高校の中で、奨学金をもらう特待生として入学した苦学生の二人。はじめは良きライバルとして。次は犯人と通告者として。そして最高の頭脳持ったバディとしてのミッションを経て、最後には互いを刺し殺す凶器になる。
カンニング」という犯罪を通して、鏡合わせだった二人の立ち位置がすっかり入れ替わってしまうラストが好きだ。バンクとリンはどちらも片親という似たような境遇で生まれ育ち、努力を怠らず能力を磨いてきた。バンクはリンになりえたかもしれないし、もちろんその逆も然りである。作中徹底的に不幸であり続ける惨めで生真面目で優秀で愚かなバンクに、パラレルワールドで幸があることを願う。

仮面ライダー電王31・32話、プーと大人になった僕

仮面ライダー電王
・31話「愛(アイ)・ニード・侑(ユウ)」
・32話「終電カード・ゼロ!」

愛ニード侑、I need you、なるほどな!!!!!言葉遊びのネーミング好きなのでタイトル見てなるほどな!!!の気持ちになりました。自分で気づきたかった〜。悔しい。
コメディ寄りの電王の中でウェットパートを一手に担う桜井侑斗というパーツを動かすことで一気に物語が切ないラブストーリーの色に染まる。一人韓流ドラマ男である。あまりにも「オタクの好きなもの」を全部持っているので素直に好きと言うのが憚られる気にすらなってきた。く、悔しい。悔しがってばっかだな。
カードはなくなっちゃったけど、記憶を代償にすれば再生成が可能なのだろうか。
あと、ボロボロになって帰ってきた良太郎に駆け寄ったのがモモタロスだけだったのは非常にときめきました。この感情は、ベイマックスが海に落ちて冷え切ったヒロを、一緒に落ちた他の友人には見向きもせずに真っ先に温めた時のを見た時に抱いたのと同じ感情です。明確な順位付けのある特別な関係、ラブ。
さらに、ただ大事にするのではなく意思を汲み取ってしかるべきタイミングでは無茶も一緒にしてくれるモモ…。病院から脱出を手伝うモモタロス「後から体ボロボロになるぜ」的な台詞と、その言葉を嬉しそうに受け取る良太郎のシーンは本当に熱くて、家で鑑賞してたら声を出して呻いていただろうし、私がキンタロスなら涙で前が見えなくなることころでした。大人ですし、ジムでランニング中でしたので耐えました。しかもこれで支配権は良太郎側にあるっていうのが天才の塩梅。この采配、信じるしかない。

・『プーと大人になった僕2018/米/マーク・フォース
https://www.disney.co.jp/content/dam/disney/images/studio/pooh-boku/about/story_pooh-boku_01.jpg
原題「Christopher Robin」、主演ユアン・マクレガー
Blu-ray鑑賞。これは家で見たので周囲をはばかることなく落涙。
大人になったクリストファー・ロビンがふとしたきっかけでプーのことを「思い出した」瞬間に、切り替わった画面の中でベッドで眠っていたプーが「目覚める」。この作りが美しくて美しくて、涙が止まらなかった。あの頃好きだったものたちは、忘れていても自分の中にいる。シュガーラッシュ・オンライン、トイストーリー4と、近年のディズニーアニメが描くおもちゃは子どもたちから卒業していく。しかし本作においてのプーはクリストファーが取り戻すべき童心として描かれ、実際にプーと一緒に仲間たちを探す中で彼はそれを取り戻していく。ズオウとヒイタチと戦う(ふりをした)クリストファーの姿を見たイーヨーが「あぁ、いつものやつですね」と軽くこぼした台詞の優しさが印象に残っている。 幼かったクリストファー・ロビンと現在のクリストファー・ロビンは断絶されていない。100エーカーの森は、心の真ん中から居場所を変え、自分でも気付かないようなすみっこで「いつも通り」続いていたのだと感じ、再び泣いた。
今ですらこんなに泣いてしまうのに、労働期間中に見ていたらと思うと恐ろしいばかりの、ある意味リトマス試験紙のような映画。残業から帰宅したクリストファーが「あなた、働きすぎなのよ」と奥さんに迎えられるカットで背景に時計が映っているのですが、9:20頃の時刻を指しており、「そんな遅くなくないか?」と感じた己の感覚に心が死にかけました。

メガネを買った、ハッピーエンド

・メガネの度を下げた
zoffで9月末、つまり増税前にメガネを新調した。のに受け取ったのが今日になったのは、一度度数が合わずに作り直しを依頼したからである。最初の視力検査の際に弱い度数を提示されていたのに、欲張って強い度数を要求したせいである。度数的にはぴったりなので自分を騙して数日間はそのまま装着していたが、どうにも圧迫感があるような気がして再び店舗に足を運ぶ羽目になった。結果、作り直したメガネの快適さに感激している。確かに遠景はぽけているが、画面を見ることの多い現代人は実は0.8の視力があれば十分とのこと。最初から素直に店員さんの言うことを聞いておけば良かったのに、自己主張を通してしまうのが私のよくないところ。しかし、使い続けられなくもないな…慣れるまで使おう、としていたらおそらく更に視力が下がっていたので、間違いに気づいてやり直せたのは私のいいところ。あとこうして失敗を前向きに捉えられるのもいいところ。
ぴったりのはずなのに合わない。少し見えない方が負担が少なくてちょうどいい。環境に慣れようとする以外にも、多少手間に感じても環境を変えた方が手っ取り早くて適切な対応の場合もある。

・ 誰にとっての「ハッピーエンド」なのか?
最近バナナフィッシュを読み終えた友人に、「ハッピーだって言うから安心して読んでいた。ショックが大きすぎる」と怒られた。それは・・ごめん・・・
確かに「ハラハラして不安…これってちゃんとハッピーエンドになる?」との質問に対して「う〜ん、私はハッピーエンドだよ思うよ」と返しました。思い返してみると、あの質問の返答は主語述語が省略されていて、正確には「(私が)ハッピー(になる)エンド」でした。ということにさっきお風呂の中で唐突に思い当たった。我ながら腑に落ちた補足だったのでメモ。

仮面ライダー電王 29・30話

仮面ライダー電王
・29話「ラッキー・ホラー・ショー」
・30話「奥さん花火どう?」

イマジンと契約者いちゃいちゃ♡仲良くてかわいいね♡回怒涛の二連発。思わず2話続けて見てしまい、おかげでジムに通いだして一番長時間ウォーキングを続けることができました。
桜井侑斗くん残り20話くらいあるのに変身カードがあと一枚しかない…うそ…君そもそも何をしに来たんだっけ?と思っていたらデネブとの仲直りの為に「こんなカードなんかよりお前の方が大事なんだよ!」と大切なカードを川に投げ捨てたので目を疑いました。ところで桜井侑斗がデネブの名前を叫ぶ度に私の頭の中で君の知らない物語が始まり君は指さす夏の大三角形になってしまうのですがどうしたらよいでしょうか。えっ本当に何をしに来たんだっけ??
29話でちゃっかりミルクディッパーで愛理と親密げにしていたり、肝試しにデネブが参加して「お姉ちゃんとお茶する権利を侑斗にあげる」と言っていたりで、桜井侑斗=桜井侑斗であることは間違いない。消えてしまった未来から来たようなことを言っていた気がするから、未来で愛理に危険が迫ってその未来を回避する為に時間を繰り返している…のかな?
あとデネブって勝手に牡牛座(ゼロノスの変身が牛っぽかったから)だと思ってたらはくちょう座の星だったんですね。牡牛座はアルデバランで冬の星座。

はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のべガを結ぶ2等辺三角形を 夏の大三角と呼んでいます。この中心を天の川が貫いています。

https://www.study-style.com/seiza/summer.html

アルタイルが彦星でベガが織姫とのこと。ッカー!そして名前に北「斗」七星。これは本当に君の知らない物語もありうるのでは?
さらに、同じく夏の夜空にはりゅう座があるのですが・・これはこじつけか。愛理に執着するリュウタロスがイマジン体の桜井侑斗…とかだとすごく…楽しくないですか?失われるゼロノスを捨ててデンライナーに乗り換える為、良太郎を殺して車掌の権利を得ようとしているみたいな…。私は楽しいです。


<追記>
ミルクディッパーって南斗六星を表すんですって…?

ミルクディッパー(ミルク匙)=南斗六星=いて座(ティーポット)
夏の三角形の中心を流れるのは天の川=ミルキーウェイ。いて座は銀河系の中心にある。
いて座A*(いてざエースター)は天の川銀河の中心に位置するブラックホール

ちょっとまって設定盛りすぎ 情報が多すぎる。
ゼロノスの語源はゼロのスタート。ブラックホールは銀河の始まり。ゼロノスの変身時にべルトに浮かぶの、北斗七星の反転だと思ってたけど南斗六星?いずれにせよなぜ反転なんだろう。夏の星座ばかりがモチーフで出てくるのに回想シーンの天体観測は冬なので、この辺に理由がある…のかもしれない。

仮面ライダー電王 28話

毎日の楽しいことを残しておいた方がいいなと思った。そもそも人と喋ることが少なくなってきて、1日のうち片手ほどしか言葉を発しないことすらある。まずい。いや、まずくない場合もあるのだろうが、わたしは案外喋ることが嫌いじゃないので、この場合は反動が出るのがまずい。休日に出会った友人に対して一方的に喋り続けるという感じになるのは不健全な感じがする。毎日気づけばまどろみかける程時間があって、自然心も穏やかになる。悠久の時を揺蕩うような感情で悟りでも開くのか?開けません。怒りは捨てたい。でも感情は適度に持っていたい。
すきだったこと、思い出そう。何もしなくても時間は過ぎる。

10/3(木)
仮面ライダー電王』28話 「ツキすぎ、ノリすぎ、変わりすぎ」
にやけながらジムでランニングマシンをこなしている。電王を見ながら6km/hのスピードで歩く30分。
もうモモタロスが出てくるだけで顔の筋肉が緩むのが分かる。良太郎が4体のイマジンのうち一番にモモタロスを選んで「行くよ、モモタロス」と呼び声をかけることに特別な意味がないような、無意識の信頼のみてとれる関係にメロメロ。えっめっちゃかわいい‥
28話はクライマックスフォーム(イマジン4人が合体したすごつよライダー)が登場。モモタロス以外の3体が映画でパラレル良太郎に憑いたせいで、現在の時間軸にある良太郎の記憶には繋がらない、ということで消えそうになってしまう。そんな〜(棒)。折り返しで消えるわけもないと知っているので冷静に鑑賞。つまらない大人になってしまいましたね。残されたイマジンの砂のかけらに良太郎の綺麗な願いを込めるとケータイ電話が出現!なんと良太郎の愛の力1で3人のイマジンを呼び戻すことに成功したのであった。よかったね。
クライマックスフォーム、頭にモモタロス、右肩にウラタロス・左肩にキンタロス・胸にリュウタロスを乗せてそれぞれがカエルのピョン吉方式で意思を持って動くし、変身中「肌が剥ける」というような表現をしており、割とグロ寄りの姿というか言ってしまえば合成獣(キメラ)だと思うのですが、野上くんは「みんなを平等に愛せてサイコーじゃん」みたいな雰囲気だったのに思わずにやけが深まる。ランニングマシンのスピードを上げる。
未決定な合理主義を通した結果、はたから見たら歪になってしまった愛を無邪気に愛でる姿への違和感。合成獣を前にしても魂を見て愛せるものに向かって狂っていると言うことができるか?むしろ形に囚われた視点で物事を見る、こちらが間違っているのではないか?
良太郎視点で物語が進むので見落としがちになるけど、そもそも野上良太郎は体内に4体の怪物を囲っている。不穏な怪物を持って、同族の怪物を退治して回っている。心優しく不運な以外は平凡な青年、という語り手の嘘が敷かれているのでは、と疑問の一端を匂わせもする28話クライマックスフォーム。わたしはロマンを持って狂っているキャラクターが大好きなので、このシーンでこれまでの話数の中で一番野上良太郎に対する好感度が上がりました。

この夏を最高にしたマンガ

最近読んだ本が全部最高だったので、夏が最高になってしまった。そんな夏も終わってしまった。台風の去った後なのに台風のような土砂降りだった。しかし、今日は祝日。ベッドの横の窓から叩きつける轟音のなんと気持ち良いことか!というわけで部屋でゴロゴロして一日が終わった。そんな天気の中、amazonからアンジュルムのブルーレイが配達される。ありがとうございます。お疲れ様です。やったー!

 

以下感想。まずはこの夏一番のヒット『中学聖日記』。

中学聖日記 1 (フィールコミックス)

中学聖日記 1 (フィールコミックス)

 

コマの「間」の取り方がめ ちゃくちゃ好き。 例えば私が誰かに特別な気持ちを持って「好きです」と伝えたら、「好き」という言葉は1語で100万もの意味を持つことになる。しかし感情を言葉にして括った瞬間、それでも取りこぼされてしまうような繊細さがそこにはあって、それを描いているのがこの作品なのだ。

はーん!たまらない。

 というようなことを思っていたら、全く別作品で「『本当に好き』なんて 興奮してるだけかもしれないくせによく言えるよな って」という台詞があって。

お試しで付き合っていた友人と遊びでキスをする度にだんだん好きになってしまって、どうしようこの気持ちは…と思いながらなし崩し的に肌を重ねることに…という状況下でのこの自戒のようなモノローグ、痺れずにいられようか。暗転。いや、アー、最高。

化学部のメガネ (EDGE COMIX)

化学部のメガネ (EDGE COMIX)

 

 ところでその後読んだ『やがて君になる』も「好き」が分からない主人公の話だったんですけど、みんなやっぱり分からないんじゃん!ということがトレンドになってきて嬉しい。

やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)
 

 話は戻って、同じ新井先生の作品で『渾名をくれ』。良い。良すぎる。

本編も良いし、何より最後に訥々と語られている「これは信仰の話だ」というあとがきの文が素晴らしかった。

onBLUEの帯はいつも激烈に下品なので(まぁ要素だけを伝えようとするとそうなってしまうのも分かる)、好きじゃなかったけど、この話を通して「超純粋ラブストーリー」と纏めるのはすごいと思った。読み終わってぐるぐるした気持ちを落とし所に導いてくれる良いコピーだ。そう考えると観念的な話にあらすじ付けるのって難しいよなあ。どうやっても無粋だ。多分に漏れずこの作品も。

渾名をくれ (onBLUEコミックス)

渾名をくれ (onBLUEコミックス)

 

 最後に『シュトヘル』。ふと思い立って読み返していたら、偶然にもその翌週に新刊が発売されることを知り勝手に運命を感じた。

いや~~~もしかしなくてももうすぐ最終回なんでしょうか。嘘だ~いやだ終わらないでくれ~、と思った急展開。終わらないでほしいけどもうすぐにでも新刊が読みたい。そういえば先日友人と話していて、ユルールとシュトヘルの関係を表すのに、何を言っても安っぽくなってしまって人に薦めることがとても難しいということを発見した。大河ラブ…いやラブというか愛、包括的な意味での、何、ロマン、何??

シュトヘル 13 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

シュトヘル 13 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)